あらすじ
16歳の誕生日。
三内光(さんない・ひかる)は、突然、家族を失った。
昨日まで当たり前だった日常は、もう戻らない。
身寄りを失った光を引き取ったのは、一人の警察官だった。
不器用な警察官と、家族を失った少年。
顔も知らない、会ったことすらない。
他人同士だった二人の、奇妙な共同生活が始まる。
新しい学校。
新しい仲間。
くだらない会話。
少しずつ増えていく、何気ない日常。
失ったものを抱えながら、光は少しずつ前を向いていく。
やがて光は、共に暮らす警察官に憧れ、自らも警察官を志すようになる。
――けれど。
光が未来へ進むほど、避けては通れない「あの日」の過去が、少しずつ姿を現していく。
なぜ、あの日、家族は死んだのか。
そして、なぜ彼は光を引き取ったのか。
失ったものを抱えたまま、それでも青に生きる。