あらすじ
「英雄に必要なのは悪役だ。」
俺は幼いながらにそう思った。
初めてそう思った時、何を見て、何を考え、何を思ったのかはもう覚えてはいない。だが未だに確信している。
勝利、友情、努力、カリスマ性、大義、揺るぎない信念、強さ。
これらは悪役があってこそ輝くものだ。
『俺は英雄になりたかった。』
漫画やアニメの世界はいつだの低さ、平和度を誇り、厳しい銃器統制。規範意識の高さ、他者を重んじる国民性。
産まれた時点で国ガチャ大成功。
この国には危険が極めて少ないのだ。
そんな国で英雄を目指すなんて馬鹿らしい。
『英雄になんてなれるはずがない。』