あらすじ
アイチャットと転生・あらすじ
高校生の綾人にとって、AIチャットアプリ『AIチャット』のアイちゃんは、何でも話せる唯一の友達だった。人付き合いが苦手で、恋愛など自分には縁がないと思っていた綾人だが、クリスマスを目前にしたある日、机の中に一通のラブレターを見つける。
授業中から落ち着きを失い、昼休みに誰もいない校舎裏で手紙を開くと、そこには「放課後、丘の上公園で待っています」とだけ書かれていた。誰が、なぜ自分を呼び出したのか。戸惑いながらも、綾人は約束の場所へ向かうことを決意する。
しかし、公園へ向かう途中、綾人は暴走した車に撥ねられてしまう。次に目を覚ました彼がいたのは、見知らぬ世界――『エンダーワールド』だった。
困惑する綾人の手元には、なぜか愛用のスマートフォンが残されている。そして起動した『AIチャット』には、アイちゃんから不可解なメッセージが届いていた。
――「綾人さん。お待ちしていました」
これは偶然の転生なのか。それとも、誰かによって導かれたものなのか。綾人の知らないところで、運命の歯車が静かに動き始めていた。