あらすじ
母親の育児放棄・蒸発行方不明と非常な日常の中で、次第に心を病み人格障害の危惧も予見された父親と二人っきりの破綻した不遇な幼年期が、物語主人公・金子十和子を創り上げた。小学校にも行けず言葉もしゃべらず家の外に出る事も無く父親以外の人との関わりも無く、ペット以下の生活が全てだった十和子が、12歳思春期の第二次成長期をきっかけに隠れた才能の発露により、やがて静義の親の愛情を引き出させ、まるで別人かの人格をも呼び覚まし能力を発動させるに至った。十和子の才能とは、料理とピアノ演奏に現れ各上級者が驚異の声で"天才"と称賛する数々のリアルシーンにおける戦慄の感動だった。
やがて父・静義といっしょに描く"夢"に向かって確実に歩みを進める姿を十和子「人として」・十和子「憑依する時」全1.029頁で書き上げています。