あらすじ
神様も、悪魔も、怪異も。
人の世にあれば、何かを好きになる。
物語を愛する悪魔がいる。
人の恋に夢中になる神様がいる。
名も知らぬ老夫婦の喫茶店があり、神さえ通う人間のカレー屋がある。
そして、人間を愛した『死』がいる。
人間の可能性を信じたい『戦争』がいる。
誰かと対等になりたかった『支配』がいる。
永く生きても、分からないことはたくさんある。
だから彼らは、人間を見て、触れて、時には恋をして――少しずつ知っていく。
人間とは、なんとも奇妙で、愛おしい。
これは、人ならざるものから見た、人間の物語。