あらすじ
山東京伝作、「昔話稲妻表紙(むかしがたりいなずまびょうし)」の現代語の抄訳(ダイジェスト版)に挿絵をつけたものです。
全12エピソードで、各エピソードに1枚の挿絵があります。
都で御所勤めをしていた佐々木桂之助は、国元に妻子を持つ身でありながら、白拍子・藤波の美しさの虜となってしまう。
そして彼は、藤波を妾にし、昼夜を問わず酒宴に明け暮れ、御所勤めさえもサボるようになる。
これに胸を痛めた家臣の三八郎(後に南無右衛門)は、主君を諌めるためとはいえ、思い余って藤波を殺害してしまう。
三八郎は、自らも腹を切るつもりだったが、思う所あって、妻と二人の子を連れて逃げることにする。
しかし三八郎一家を追うようにして現れた藤波の怨霊。
怨霊は、三八郎の子供達に取り憑き、彼らは様々な祟りに見舞われることになる。
こうして、めぐる因果の紡ぎ出す、怪しき物語が始まる・・・