あらすじ

武士になった。 これで俺も、刀を振るって戦場を駆ける――はずだった。 なのに今日も、旗を塗っている。 昨日は白。 今日は赤。 そして夕方には、また白。 「六郎殿。結局今日は誰の味方なんです?」 建武三年。 帝は二人。 朝廷も二つ。 昨日の敵が今日は味方で、三日前まで自分を殺そうとしていた男と一緒に酒を飲む。 足利尊氏、直義、高師直、新田義貞、楠木正成――。 後世に名を残す者たちが天下を巡って戦うそのすぐ横で、名もない若武者・弥太郎は考えていた。 天下の行方より先に知りたい。 ――明日の旗は、何色なんだ。 南北朝から始まる、群像歴史コメディ。 これは英雄たちの物語である。 そして同時に、英雄たちに振り回された普通の人々の物語でもある。

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小説を読もう2026/10/02
  • 現在の作品本日も主君が変わりました ~昨日の敵が今日の味方な室町時代~