あらすじ
犯人を、作者が決めない。
展開も、作者が決めない。
作者が作るのは、世界と登場人物と大目的だけ。
あとは、それぞれのキャラクターが、
自分に見えている世界を、
自分なりに解釈し、
自分なりの合理で行動する。
その行動が世界を変え、
変わった世界をまた別のキャラクターが見る。
誤解する。
協力する。
裏切る。
失敗する。
そして、ときには――
作者すら知らない事件が起きる。
機械は、そのすべてをEvent Logに記録し、
因果関係を整理し、
最後にScene Compilerで物語へ変換する。
小説を書く機械ではない。
登場人物を生きさせ、
そこで本当に起きたことを、
小説にする機械。
これは、機械仕掛けのシナリオライターの話。