あらすじ
ローゼンベルク侯爵家に生まれた、四人目の子ども――リリアナ。
三人の兄たちや両親、祖父母に愛され、家族の温かな愛情に包まれて育っていく小さな少女。
けれど、彼女には母から受け継いだ、少しだけ特別な秘密があった。
そんな彼女が出会うのは、王家の末っ子・アルバート。
黒い髪を持つ彼は、家族の中で自分だけが違うことに、幼いながらも寂しさを感じていた。
まだ言葉も交わせないほど幼い二人。
けれど、その出会いはやがて、二人の人生を結ぶ小さな恋へとつながっていく――。
家族の愛情に包まれながら成長する少女と、心に小さな寂しさを抱えた王子。
すれ違いながらも少しずつ近づいていく、幼い二人の恋物語。