あらすじ

現代日本で男子高校生だった主人公は、死の記憶も曖昧なまま、魔学の発達した異世界の王女――セレフィーナ・ルヴェルティアへとTS転生した。 「女に生まれたのは、まあ五十%だし仕方ない」 そう割り切ったものの、「俺」という一人称すら専属侍女エルミナに矯正される毎日。 やがて彼女は、稀少な漆黒の長髪と桁外れの魔力、剣と魔術の才、そして傾国と評される美貌を備えた王女へと成長していく。 けれど、セレフィーナには誰にも明かしていない願いがあった。 ――いつか、父と母と妹のいる「地球」へ帰りたい。 不器用ながら自分を想う今世の家族。 剣を教えてくれた騎士。 城下町で暮らす人々。 そして、生まれた時からずっと傍らにいる一人の侍女。 帰ることだけを願っていたはずなのに、長い年月の中で、彼女は知らず知らずこの世界にも居場所を作っていく。 しかし、その稀少な血統と類稀な才能、そして傾国と評される美貌までもが各国の思惑を呼び込み、やがて祖国は争いの果てに滅びる。 すべてを失った王女に残されたのは、最後まで付き従った侍女ただ一人。 身分を捨てた二人は冒険者となり、祖国を奪った者たちへの復讐と、かつて諦めきれなかった「帰り道」を追い始める。 これは、二つの人生と二つの故郷を持つ王女と、一人の侍女が、長い旅の果てに自分たちの「帰る場所」を見つける物語。 ※百合要素は主人公成長後、二人の関係が主従から相棒へ変化していく中で徐々に強くなります。  ハーメルンにも投稿中。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/10/02
  • 現在の作品漆黒の王女は故郷を乞う 〜帰る場所を探すTS王女と侍女の冒険譚〜