あらすじ

なんだ……これは……。 口を開いた瞬間、奥から熱い液体がせり上がってきた。血かゲロだ――そう気づいた直後、おれは反射的に顔を横に向けようとした。しかし首がまるで動かず、吐き出した液体が目の前で跳ね、そのまま顔へ落ちてぬるりと広がった。鼻先から頬へ伝う生温かい感触と共に、口の中に錆びたような鉄の味が広がっていった。 どうやら血だったらしい。あるいはゲロも混じっていたか――どうでもいい。息がしづらい。鼻が詰まっている。いや、折れているのか。 何が起きているんだ。空が揺れながら流れていく……いや、違う。おれが引きずられているのか。襟首を掴まれ、仰向けの状態で引きずられているようだ。 敵に捕まったのか。だが、それにしてはやけに静かだ。銃撃の音も怒声も聞こえてこない。ただ地面を擦る乾いた音と振動が背中から伝わってくる。背中が地面の凹凸を拾うたびに、体が大きく揺れた。 どうなっている、いったいどうなっているんだ……。 「……っ」

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小説を読もう2026/10/02
  • 現在の作品死体回収ドローン :約7000文字 :SF