あらすじ
【主な登場人物】
・チョン・ミナ(24):巨大財閥「天命建設」の令嬢だったが、父の巨悪とグループの崩壊により一転してどん底へ。父の罪から逃げず、私財を投げ打って被害者に向き合う、気品と凛とした強さを併せ持つ美大卒業生。
・加藤 遼太(25):宮城県警の若手刑事。まっすぐで飾らない実直な優しさと、いざという時の頼もしさを持つ。休暇中のソウルで偶然ミナと出会う。
・ハン・スア(26):財閥の裏警護チーム出身の凄腕ヒットマン。奪われた仲間たちの復讐と事件の真相を追い、二人の背後で冷徹に暗躍する。
【ストーリー】
休暇でソウルを訪れた日本の若き刑事・加藤は、秋の街角で執拗な追及と冷たい視線に晒されていたミナを目撃する。見過ごせずに思わずその手を取り、人混みの中へと駆け出した加藤。それが、二人の数奇な出会いだった。
ひょんなことからミナにソウルの「1日ガイド」を頼むことになった加藤。
黄色い銀杏が舞う景福宮、梨泰院の古着屋、南山タワーの煌めく夜景——。
過酷な運命を背負いながらも、健気に前を向くミナ。その姿に寄り添う加藤の温もり。ソウルの街を巡る中で二人は互いの心の傷を静かに埋め合い、「10年後も色褪せない時間」を重ねていく。
しかしその裏では、財閥の闇に隠された真実と、仲間を失ったヒットマン・スアの復讐劇が静かに動き始めていた——。