あらすじ

生まれつき、異常なほどの魔力を持っていたノア。 誰もが彼を、大魔導士になる逸材だと信じていた。 ――ただ一つ。 ノアの魔法は、杖の先から一歩も離れなかった。 炎は出せる。 水も出せる。 風も操れる。 でも、飛ばない。 どれだけ膨大な魔力があっても、敵に届かなければ意味がない。 やがて落ちこぼれとなったノアは、杖を直接傷口に当てることでしか使えない治癒魔法を頼りに、細々と暮らしていた。 そんなある日。 王国軍の救護所で、一体の魔物に襲われる。 逃げ場はない。 攻撃魔法は届かない。 追い詰められたノアは、ありったけの魔力を杖先へ叩き込み―― 「もう、どうにでもなれ!!」 そのまま魔物をぶん殴った。 結果。 一撃。 ただし。 杖も壊れた。 ノアは知らなかった。 自分が「雑魚」だと思って倒したその魔物が、王国騎士と大魔導士すら仕留めきれなかった強敵だったことを。 そして世間では、正体不明の英雄―― 《最強の槌使い》 の噂が広まり始めていた。 「……誰だよ、そいつ」 魔法使いとして生きたいノアと。 なぜか最強の前衛として名を上げていく“槌使い”。 魔法は飛ばない。 杖は壊れる。 金もない。 それでも魔力量だけは、誰にも負けない。 これは、落ちこぼれ魔法使いが杖で敵をぶん殴りながら、意地でも「俺は魔法使いだ」と言い張り続ける物語。

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小説を読もう2026/10/02
  • 現在の作品『魔法が飛ばせないので、杖でぶん殴ることにした ~落ちこぼれ魔法使い、なぜか最強の槌使いと呼ばれる~』