あらすじ
「人間」としての退屈な人生は、交通事故であっけなく終わった。
しかし目を覚ますと、俺は最弱の「犬の獣人」となり、過酷な絶海の孤島に漂着していた。
チュートリアルも神の導きもない、冷酷なRPGシステム。
地獄のような半年間を生き抜き、やっとの思いでクラス選択にたどり着く。だが、システムが提示したのは罠だった。
打たれ弱い『戦士』か、ステータスは最強だが人間の理性を完全に失う『野獣』か。
「ふざけるな。俺は人間だ」
選択を完全拒否した俺は、命がけで手に入れたポイントをすべて、最もハズレとされるステータス――【運(LUCK)】に極振りした。
その見返りは即座に訪れた。異常な【運】が現実の確率すらバグらせ、俺は隠しクラス【海賊】を解放。一隻の小舟を手に、未知の海へと漕ぎ出した。
伝説の氷の幽霊船長、深淵の海獣、規格外のダンジョンボス……。
普通なら絶対に勝てない圧倒的な強者たちを、限界突破した【運】と機転で次々と「船員(クルー)」として従え、いつしか小舟は巨大な魔導弩級戦艦(ドレッドノート)へと進化していく。
最底辺の野良犬から、海軍すら震え上がる歩く『自然災害(大賞金首)』への成り上がり。
立ちはだかるのは、海を絶対的な暴力で支配する冷酷な「海軍大将」たちと、血に飢えた凶悪な賞金稼ぎの艦隊。
そして見え隠れする、俺と同じくシステムのルールを歪める異常存在(アノマリー)、他の「転生者」たちの影。
なぜ俺は犬にされ、この狂った世界に落とされたのか?
すべての謎と真実が眠るという最果ての海『起源の航路(オリジン・ルート)』を目指し、最凶海賊団の快進撃が幕を開ける。
「理不尽な世界のルール? 上等だ。俺の【運】ですべてねじ伏せてやる」
本当のゲームは、ここからだ。
※残酷な描写あり
【本作の特徴】
・無人島のどん底から始まる、シビアなLitRPGサバイバルからの成り上がり!
・限界突破した【運】が引き起こす、痛快なシステム破壊と大番狂わせ!
・絶対に仲間にならないはずのボス級バケモノたちを従える、最凶海賊団の結成と戦艦の進化!
・知略と狂気が交差する、血湧き肉躍るダークファンタジー海戦記!