あらすじ
光魔法は役立たず――その一言で、私は家族に捨てられた。
十歳の適性鑑定で判明したのは不遇と呼ばれる光属性。
価値がないと判断した両親は、私を誘拐されたことにして売り払った。
けれど私は生き延びた。
前世の知識を使い、光の屈折による透明化や暗視能力を編み出し、誰にも頼らず逃げ切ったのだ。
それから七年。
宿屋で働きながら静かに暮らしていた私の前に、一人の騎士が現れる。
誠実で優しい騎士アレクシス。
彼との出会いは、止まっていた私の時間を少しずつ動かしていった。
だがそんな矢先、かつて私を捨てた父親が現れる。
今度は私を消すために。
役立たずと捨てられた光魔法。
それでも私は、その光に何度も救われてきた。
これは居場所を失った少女が、光と共に幸せを見つける異世界恋愛物語。