あらすじ
あけ星は十四歳で結婚をすることになった。お相手は十八歳の由緒ある貴族の御曹子で、それはお家同士のご結婚だった。
あけ星のお家も貴族のお家だったのだけど、落ちぶれてしまって、それは玉の輿と言えるようなお話だった。
あけ星は旦那さまに一度しか会ったことがなかった。旦那さまのお家にご挨拶をしに行ったときに旦那さまとお会いすることができた。旦那さまはとても美しい人で、あけ星は旦那さまを見てとってもびっくりしてしまった。(まるであけ星の大好きな都て流行っている恋愛物語の中から出てきた王子さまみたいだった)
旦那さまはとてもお優しい顔をして、笑っていた。でもその笑顔はどこかとても悲しそうな笑顔だった。
あけ星はそのまま旦那さまと結婚式をあげて、旦那さまのお家にお嫁さんとして行くことになっていたのだけど、『大きな戦』が起こってしまったので、すべてが変わってしまった。
旦那さまは大きな戦に大将の一人として戦いにいって、(大将は本来なら一人なのだけど、この戦は本当に大きな戦だったので、何人かの大将がいた)そして、そのままその命を遠い土地で落としてしまったのだった。
だから、あけ星は『たったの一度しか、旦那さまと会ったことがなかったのだった』。
結婚式を挙げる前だったので、結婚のお話をなかったことにすることもできたのだけど、落ちぶれてしまったあけ星のお家のこともあって、そして『旦那さまのお家にもある理由』があって、旦那さまのお家とお話をした結果、あけ星は旦那さまの妻となることになって、そして、そのまま未亡人となってしまったのだった。