あらすじ

十一年間、バレエだけを続けてきた青山美月。 誰よりも努力し、正確な技術を身につけた彼女に、教師は残酷な言葉を告げる。 「あなたの踊りからは、何も感じない」 才能が欲しい。 誰かの心に残る踊りがしたい。 ただ一度でいいから、自分を見てほしい。 そんな美月は雨の夜、見覚えのない古い店で一枚の白い仮面と出会う。 その仮面をつけた瞬間、彼女の踊りは変わった。 美しく、完璧に――誰も目を離せないほどに。 しかし、その仮面には一つだけ守らなければならないことがあった。 ――音楽が終わったら、決して踊り続けてはいけない。 それでも美月は、もう一度だけ仮面を手に取ってしまう。 十一年間、どれだけ努力しても手に入らなかった「才能」を、ようやく手に入れてしまったから。 これは、完璧な踊りを求めた少女が、自分自身の踊りを取り戻すまでの物語。

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小説を読もう2026/10/02
  • 現在の作品仮面の踊り子は、音楽が終わっても踊り続ける