あらすじ

霧崎総合大学には、少し変わった相談所がある。 地域の困りごとなら何でも持ち込まれるその場所に、ある日届いたのは―― 「北側の古い倉庫から、人の話し声が聞こえる」 という怪談だった。 調べることになったのは、大学非公認の「オカルト研究会NEO」に所属する久我透真。 頭は切れる。 観察力もある。 怪異らしき現象を前にしても、冷静に原因を見抜く。 ただし――自分から動く気はない。 「解法は固まった。なら急ぐ必要はない。明日で十分だ」 その翌日を待てなかったのが、学生スタッフの荒瀬和馬だった。 「じゃあ、その明日やるやつ、先に俺がやっとくわ」 そして彼は、倉庫の怪異を解決したついでに、倉庫の中まで勝手に片付けてしまう。 結果、今度は―― 「誰も入ってないのに、備品の位置が変わってる」 という新たな怪談が生まれた。 そこへ現れるのが、公認オカルト研究会の部長・御影京也。 謎を見抜く久我。 考えるより先に動く荒瀬。 そして、最後に全部を収めてしまう御影。 三人のやり方は、あまりにも違う。 怪異か、偶然か、人の仕業か。 学園都市で起こる「ちょっと変な事件」を追いながら、彼らは少しずつ互いの存在を意識していく。 これは、幽霊よりも人間のほうが面倒な、 霧崎総合大学・オカルト事件録。

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カクヨム2026/10/01
  • 現在の作品霧崎学園都市異聞録