あらすじ
高校2年生の春、新しいクラスにやってきた転校生・湛理海(あまねうみ)。
彼は首からホワイトボードをぶら下げ、クラスメイトの前に現れた。
【湛理 海(あまね うみ)です!耳が聞こえません!ついでに数年間の記憶もありません!よろしくお願いします!】
巨大聴神経腫瘍という病によって、両耳の聴力を失い、さらに大手術の衝撃で中学時代の記憶も失ってしまった少年ーーそれが海だった。
誰よりもバスケを愛しながらも、冷徹な現実を前に、海は部活には入らないと心を閉ざしていた。
そんな海の前に現れたのが、同じクラスのバスケ部員、築島旭陽(つきしまあさひ)だった。海の失聴を知ってもなお、その手を引き、眩しい笑顔で真っ直ぐ告げる。「聞こえない分、お前の耳になってやる」
耳の聞こえない天才プレイヤーと、彼の「耳」になることを誓った相棒。
バスケ部を舞台に、コートを揺るがす二人の、熱すぎる青春の日々が今、幕を開けるーー!