あらすじ

星川灯、14歳。 家が隣の幼なじみ・湊陽流とは、生まれた時からずっと一緒だった。 朝は灯が来るまで門柱の前で待ち、学校まで並んで歩く。灯が2、3分遅れても文句を言いながら待っている。それが2人にとっての当たり前だった。 陽流とは、どんな関係でも大丈夫。 幼なじみでも、友達でも、家族のような存在でも。名前をつけなくても、ずっと隣にいられると灯は思っていた。 けれど、席替えで倉田直人が隣の席になった日から、少しずつ何かが変わり始める。 気さくで優しい直人との会話が増え、一緒に帰り、2人で出かけるようになる一方で、陽流との間には今までなかった距離が生まれていく。 どうして陽流が離れていくと寂しいのか。 どうして直人の気持ちに応えようとすると、陽流の顔が浮かぶのか。 自分の気持ちがわからない灯へ、親友の小坂真帆は問いかける。 「灯が本当に好きなのは、誰?」 これは、恋を知らなかった少女が、ずっと自分だけに降り続けていた想いへ気づくまでの物語。 幼なじみの陽流。 新しく出会った直人。 誰より近くで灯を見つめる真帆。 誰かを悪者にして選ぶのではなく、14歳の4人がそれぞれの気持ちと向き合い、答えを出そうとするひと夏を描きます。

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カクヨム
カクヨム2026/10/01
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