あらすじ
捕虜となった敵国の第一王女セレナを、離宮に監禁した。 外出禁止。家族への手紙禁止。夜九時に消灯。食事は一日三回。毎日八時間の睡眠。
――なぜか、王女は日に日に元気になっていく。 「ありがとうございます」と感謝する王女。
「病気になられると価値が下がる」と言い放つ、倫理観のおかしい我が王。 身代金を要求すれば、王女の実家は値切りもせずに断ってきた。
「……あいつ、私よりひどくないか」 「陛下がそれを言いますか」 常識の壊れた王女と、倫理の壊れた王に挟まれて、外交長官補佐エドガーの胃は今日も痛い。