あらすじ
伊豆諸島最南端、黒潮の渦巻く海にポツンと聳え立つ絶望の孤島――というか、ただの巨大な岩「孀婦岩(そうふがん)」。
そこに打ち上げられたのは、酒と不遇にまみれた私小説家・西村賢太と、ドレス姿のまま漂流したマツコ・デラックス。
真水も食べ物もない過酷な岩の上で、文句を叩き合いながらもなんとか奇妙な生存ルートを模索する二人だったが、ある日、波打ち際に新たな漂着物が流れ着く。
「……なに、ここ。……超最悪なんだけど」
濡れそぼったジャージを着た少女、あのちゃんだった。
絶対に出会うはずのなかった三人が、太平洋の孤島で繰り広げる、毒舌と皮肉とほんの少しのぬくもりに満ちた無頼派サバイバル・コメディ!