あらすじ
パブロフ大作戦が、生まれた。
見る。
反応する。
判断する。
身体の反応を変えるために始めた、
ちょっと変わったトレーニング。
でも――
子供たちを見ているうちに、
理学療法士は気づいていく。
身体だけを見ていても、
人は変わらない。
食事。
睡眠。
不安。
自信。
家族。
仲間。
すべてが、
コートの上につながっている。
一人の選手の変化を追いかけていくうちに、
パブロフ大作戦は、
少しずつ形を変えていく。
「もっと速く反応するには?」
「どうすれば、怖がらずに動ける?」
「どうすれば、仲間を信じられる?」
身体を変える。
心を変える。
そして――
チームが変わっていく。
やがて、
パブロフ大作戦は、
選手だけのものではなくなっていく。
理学療法士から選手へ。
選手からチームへ。
そして――
先輩から後輩へ。
一人の人間に生まれた変化が、
次の誰かへ渡っていく。
これは、
「最強のトレーニング」の物語ではない。
子供たちが、
自分の身体を知り、
自分を信じ、
仲間を信じていく物語。
そして――
その先に待っていたのは、
初めて立つ大舞台だった。
実話をベースにした、
高校女子バスケットボール部の物語です。