あらすじ

この世界では、魔法を使うにも神様の許可がいる。 修繕工の少年レトは、壊れた石積みを直す魔法を申請して――十一回、不許可になった。 十二回目の申請書を見た新米行政術士ミレアは、ひと目で言った。 「それ、一生通らないわよ」 「元どおりに」「いい感じに」「必要なぶんだけ」。 レトには直し方が分かる。けれど、それを神様に通じる言葉で書けない。 そんな夜、町の地下で異変が起きた。 父は崩落に巻きこまれ、町を守る結界も夜明けまでもたない。 許可を待っていたら、間に合わない。 それでも、許可なしでは魔法は使えない。 手では分かるのに、言葉にできない修繕工。 言葉にはできるのに、手では分からない行政術士。 これは二人と仲間たちが、壊れた町を「ちゃんと直す」ために、一晩かけて神様を納得させる物語。 ――「いい感じに」は、神様には通じない。 (約二万字・読切)

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小説を読もう2026/10/01
  • 現在の作品魔法の使用には神様の許可が必要です