あらすじ
十二年前、北海道に突如として現れた人工恐竜──《ダイナソロン》。
恐竜災害と未知のウイルスによって北海道は封鎖され、人々からこう呼ばれるようになった。
──《北海封鎖地区》。
都市は廃墟となり、高速道路を恐竜の群れが闊歩する。
それでも、そこに残された人々の暮らしが消えたわけではない。
愛犬とともに封鎖地区を歩く、運び屋。
畑を荒らすトリケラトプスと十年間戦い続ける、老農夫。
取り残された人々を救うため、再び北海道へ向かう元自衛官。
翼竜を監視し続ける、かつてのドローンレーサー。
そして、ダイナソロン誕生の秘密を知る者たち。
人間と恐竜。
敵対、共存、そして時には奇妙な友情。
これは、人類の支配を離れた北海道で、それでも今日を生き続ける人々と恐竜たちの物語。
──北海道は封鎖された。
それでも、人生は続いていく。
※本作に登場する恐竜・古生物には、実際の研究に基づく要素とフィクション上の設定が含まれています。専門的な学術考証よりも、物語としての面白さを優先している部分があります。ご了承ください。