あらすじ

憧れの先輩は、紙の花とテープに絡まっていた。 「ごきげんよう」が日常の挨拶になる、伝統ある私立白藤女学院。 高等部から入学した柴崎小春は、新入生を上級生が案内する「案内当番」で、入学式の日から憧れていた生徒会副会長・早坂玲と組むことになる。 優雅で完璧な先輩と一緒なら、学院生活も安心。そう思って旧館を訪ねた小春が見つけたのは、一人で飾りつけに奮闘する玲だった。 二人で地図を回して現在地を見失い、描いたカップはお風呂に見え、大きな紙袋を抱えれば前が見えない。上品なはずの放課後は、なぜか小さな失敗ばかり。 それでも、色ガラスの窓を並んで眺め、お弁当を食べ、休日に買い物へ出かけるうち、憧れだった先輩は少しずつ「もっと一緒にいたい人」へ変わっていく。 旧館の案内図には、談話室も階段も描ける。けれど、この気持ちがどこへ向かうのかだけは、まだ分からない。 紅茶と紙の花、古い校舎を舞台にした、少し不器用でやさしく賑やかな先輩後輩百合ラブコメ。

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小説を読もう2026/10/01
  • 現在の作品ごきげんよう、先輩。その地図は逆さまです