あらすじ
十二歳の誕生日、生まれて初めて、会ったこともない両親からプレゼントが届いた。
中身は、空手少年の流生(りゅうせい)には縁のない、サッカーボール。
「俺のこと、何にも知らないのかよ。」
自分に興味がないとしか思えない両親に、文句のひとつも言ってやりたい。……でも、本当は会いたい。
流生は誰にも言わず、プレゼントの宛先、北海道へ旅に出る。
ところが、新千歳空港のエレベーターで光ったのは、見たこともない「0」のボタン。
豆腐を運ぶ少年・豆ノ介と出会い、その先で待っていたのは、妖怪たちが通う学園だった。
春夏秋冬、四つの寮。ひと癖もふた癖もある先生たちと、学園に伝わる七不思議。
少し怖くて、笑えて、胸がきゅっとなる。十二歳の少年の、友情と成長の学園ファンタジー。