あらすじ
王国騎士のベルナードはこのたび戦で功績を上げ、男爵位を賜わった。
これで貴族の仲間入りだ。
サラという妻もいる。
順風満帆な人生だと誰もが思っていた。
ところが、当の本人は大きな悩みを抱えていた。
ベルナードには子爵令嬢ロルナという想い人がいるからだ。
ロルナと知り合うきっかけは。戦場で怪我を負ったベルナードの治療と看護を彼女がしてくれたから。
ロルナとは出会うのが遅かっただけ。
もし妻のサラと縁談する前に出会っていれば、間違いなく結ばれるはずだったのに。
いけないことだとわかっていたが、ふたりは情熱的な夜を過ごした日から、お互いに離れがたい存在となってしまった。
ベルナードは命の恩人としてロルナを連れて家に帰った。
そこから妻と想い人との暮らしが始まる。
しかし、それは窮屈なものとなり、愛し合うふたりはついに駆け落ちする。
ところが貧しさに耐えられず半年後に帰宅。
ベルナードは決意する。
妻のサラと離婚して、恋人のロルナと再婚することを。
それから運命のふたりは幸せな未来を築くはずだったが——