あらすじ
アンデッド軍団の侵略により、世界は滅亡の危機に瀕していた。
残された人類の二国――『ダマシテ王国』と『ミステ王国』は、世界を救う「勇者召喚」を決断する。しかし、その儀式には王族の生贄が不可欠だった。
自らの血族可愛さに、尊い犠牲を出すことを拒んだダマシテ王国は、味方であるはずのミステ王国を騙し討ちにし、敵に売り渡して瞬く間に陥落させる。
そして、生き残ったミステ王国の幼き王女・セレスティアを無理やり祭壇へと引きずり出し、禁忌の勇者召喚を強行した。
――だが、それは全人類にとって最悪の選択だった。
眩い光の果てに降臨したのは、神の使徒などではなく、かつて世界のすべてを呪い、自らも破滅した『最初の偽勇者の成れの果て』。
理性を失った復讐鬼は、安全圏で笑っていたダマシテ王国の王族を容赦なく皆殺しにし、絶望に染まった世界を終わらせるべく歩み始める。
王族のエゴと裏切りが、結果として世界を滅ぼす。
救いなき因果応報・終末ダークファンタジー。