あらすじ
僕は怖がりだ。
港の水平線すら、少し怖い。
15歳の誕生日、港町を魔物が襲った。逃げ遅れた子を見て、気づけば足が動いていた。死にかけた僕に芽生えたのは、【経験変換】。初めて体験したことを、力に変える能力だった。
その夜、母から渡されたのは、行方不明の父が残した手帳。最後のページには、僕への言葉があった。
「もし私が戻らなかったら、お前がその続きを調べてほしい」
怖い。でも、行かなきゃいけない。
初めての島、初めての遺跡、初めての仲間。
一歩ごとに、怖いものが力になる。
父は生きているのか。世界の果てには、何があるのか。
怖がりな僕の、はじまりの旅。