あらすじ

人形遊び、ぬいぐるみ遊び、ごっこ遊び、見立て遊び。  ほかにも子どもの心と脳を育てる遊びはたくさんある。  遊びの中でオリジナルストーリーをつくれるようになるのは、一般的に4歳や5歳からと言われているそうだ。  我が子の場合、3歳から小さな頭の中の宇宙の断片を語ってくれることがあった。  唐突にはじまる短い劇のため、スマホを構えて撮影をはじめても、見返したら当然ながら冒頭シーンがない。  観たかった映画がTV放送されているのに気づき、慌てて録画する感覚に近い。  せめて、見逃し放送や配信サイトで取り扱われていたら、また最初から見えるけれど。  子どもの空想遊びでは、同じシーンを再現してくれることはなくて。  本人にしてみても、大人になったら絶対に覚えているはずがない物語だ。  でも、それはもったいないし、なんなら消えるだけなのはくやしい。  ならばこそ、我が子の空想で、親として安らいだ記憶を形ある宝物にすると決めた。  そして安心してくれ。本名で描くようなこともしないので、ここでは凪と呼ばせてもらうから。

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カクヨム
カクヨム2026/10/01
  • 現在の作品幼きキミが描いた宇宙