あらすじ

数多ある現象は科学によって解き明かされ、おおよそ証明できない不思議が減った現代そんな世界で「昔々あるところに」存在していた妖怪たちはどうなったのか? すべて現象として解き明かされ消え失せたのか? いいやいいや 人に感情がある限り妖怪はいる。 人に営みがあれば妖怪にだってある。 人が日々大変であれば妖怪だってそうだ。 「畏怖」が枯渇した現代、妖怪は「会社員」になった。 数多の怪異から末端の自然霊までを飲み込み、現代に適応し、自らの存在意義と糧を得るために知恵と力を捏ね繰り回してなんとかかんとかなんやかや形を成した各能力に特化した企業の集合体『妖怪複合企業体(モノノケ・コングロマリット)』。 そのうち、企業間の仲介や調整を主たる業務とするバックオフィス「万(ヨロズ)エージェンシー」に勤める「野上(のがみ)こん」は、どこにでもいる元野生の会社員(妖怪)だ。 今日も今日とて、同僚や物品と愚痴を投げあい、各企業の無理難題に振り回され、天上天下海内外の重鎮たちに肝を冷やす毎日。 これは、そんな彼ら妖怪たちの、現代社会での生き方をのぞき見る、なんとなく共感できる世知辛い日常である。

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カクヨム
カクヨム2026/10/01
  • 現在の作品妖怪複合企業体(モノノケ・コングロマリット)