あらすじ

東京の開発会社で働く田中美月(28)は、父の事業失敗を見て育ち、数字だけを信じて人の熱意や夢には期待しない生き方をしてきた。ある日、突然の辞令で奈良の山間にある過疎の清澄村へ三か月間派遣され、廃校の活用調査を命じられる。データでは測れない住民の事情や、木を扱う青年・颯太との出会いを通して、美月は「住民が守りたいもの」に耳を傾けるようになる。東京へ戻ると、会社は収益性の高い十室規模の宿泊施設化を求める。美月は村と会社の間を奔走し、客室三室のまま、体育館と共同温泉「川音の湯」も残す再生計画をまとめる。三年後、東京への帰任を打診された美月は、村に拠点を置いて働く道を自ら提案する。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/10/01
  • 現在の作品『何もない村の、みんなのいえ』