あらすじ
王太子シャインは「面白みがない」という理由で完璧な婚約者アッシュを捨て、男爵令嬢リゼッタを新たな婚約者に迎えた。
しかし、リゼッタは公務の放棄や他国への不礼を繰り返し、王宮の業務は破綻寸前に陥る。シャインは追放したアッシュがいかに自分を陰で完璧に支えていたかを思い知り、彼女を側妃として呼び戻そうと試みる。
だが、連れ戻すために赴いた領地でシャインが目にしたのは、元専属護衛オリバーの傍らで、自分には一度も見せたことのない無防備で幸せな笑顔を浮かべるアッシュの姿だった。アッシュから拒絶され、彼女の心が最初からオリバーにあったことを悟ったシャイン。
真の支えを自ら手放した王太子には、無能な新婚約者が起こす過ちと、永遠に続く後悔だけが遺されるのだった。