あらすじ
異世界に転移したアルは、筋力E、魔力E、敏捷E――特記事項なし。
冒険者としての才能もなく、ギルドではF級からのスタート。
そんなアルが出会ったのは、処分予定になっていた一匹の青いスライムだった。
戦闘力は最低ランク。
特殊能力もなし。
けれど、そいつは何でも試したがる。
「なんか面白くない?」
そんな理由でスライムを仲間にしたアルは、やがて気づいていく。
強さでは測れない才能があることに。
そして彼の前には、資料庫を荒らす「要処分」の鳥型魔物が現れる。
――これは、強い魔物を従える物語ではない。
誰にも価値を見つけてもらえなかった魔物たちの中から、
「こいつ、面白いな」と思えるものを見つけていく男の物語。
アルはまだ知らない。
自分が、魔物を従える「魔物使い」ではなく、
魔物の本質を見つける「魔物使い」だったことを。