あらすじ

完結保障。毎日15時更新◇ 寵を得た者だけが人として扱われ、失った者は塵のように扱われる――そんな後宮で、一人の妃が死を目前に選んだのは、赦しを乞うことではなく、己の意志を貫くことだった。 後宮という檻の中で、蘇玲瓏はひたすら上へと這い上がってきた。 家柄も後ろ盾もない身から、皇帝の寵一つを頼りに、三年かけて皇后の座に迫った女――。 寵を得るために他の妃を陥れ、罪なき者を策謀で退け、金と情報を使って人事すら動かしてきた。 後宮という場所で生き延びるためには、それしか方法がないと信じていたからだ。 だが、立后の儀で皇帝が選んだのは、沈明珠。 敗れた玲瓏に告げられたのは、祝福ではなく、これまでの罪を裁く言葉だった。 「頭を下げ、明珠に詫びよ。さすれば降級で許してやる」 誰もが玲瓏の醜態を待ち構える広間で、彼女が口にしたのは謝罪ではなく、賜死を望むという一言だった。 最後の夜、皇帝は静かに問う。 「俺を愛していると言ってくれたのは、嘘だったのか」 玲瓏は迷わず答えた。 「私は、玉座に座る方に愛されたかっただけで、あなたを愛していたわけじゃありません」 これは、悪妃と呼ばれた女の、最後で最初の自己救済の物語。 ※ハッピーエンドを期待される方はご注意ください。 ※参考文献:インターネット ※アルファポリス、カクヨムにも同時掲載

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カクヨム2026/10/01
  • 現在の作品悪妃が死ぬまで