あらすじ

毒は苦く、呪いは冷たく、嘘は濁って、真心は甘い。口にしたものすべてが「味」になる聖舌の持ち主リゼットは、毒見役として四年飼われた公爵家を追われた日、祖母の遺した下町の店で食堂を開いた。 看板メニューは日替わりの「毒消しの煮込み」。医者に「気のせい」と言われた肩の痛みも、教会で祓いきれない呪いの残りも、この店の一皿が消していく。 やがて店に現れたのは、何を食べても味のしない騎士団長。彼はスープをひと口飲んで、椀の中に涙を落とす。 「なら、明日から客として通う。客なんだから、文句はないな」 味を読む女と、味を失った男。ふたりの食卓はやがて、王都に潜む「無味の毒」の陰謀に届く。 ―――― ※本作は小説家になろう・アルファポリスにも同名義で掲載しています。

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カクヨム
カクヨム2026/10/01
  • 現在の作品「舌しか取り柄のない女」と離縁された毒見役の公爵夫人は、下町で「毒消しの食堂」をはじめます ~毒も呪いも嘘も味でわかる私の一皿に、味を失った騎士団長様が通い詰めてくるのですが~