あらすじ
俺は、死んだ。
そして次に目を覚ましたとき――なぜか海の底にいた。
手もない。足もない。
あるのは小さなヒレと、頼りない身体だけ。
「……魚やん」
どうやら俺は、異世界で一匹の小魚に転生してしまったらしい。
しかも、ステータスを確認してみれば――
HP3。攻撃力1。防御力1。魔力0。スキルなし。
弱い。
あまりにも弱すぎる。
この世界では、俺のような小魚は「食べる側」ではなく「食べられる側」だ。
巨大な魚に襲われ、逃げることすらままならない。
このままでは、いつか確実に食われる。
そんな絶望の中、俺は一つの可能性を知る。
――生き物を捕食すれば、強くなれる。
ならば。
弱いなら、食えばいい。
食って、強くなって。
強くなったなら、さらに強い奴を食う。
そうしていつか――この海の頂点へ。
これは、人間だった俺が最弱の小魚から始まり、捕食と進化を繰り返しながら、海の底から異世界を征服していく物語。
最弱だった一匹の小魚の成長を、ぜひ見届けてください。