あらすじ
竜の民が暮らす小さな村で、鍛冶屋のドランとミレアに育てられた十歳の少女、ポルフィラ。
黒髪と黒い瞳を持つ彼女は、友人たちと穏やかな日々を過ごしていた。
ある日、六人は古い産屋跡に残された壁文字をきっかけに、村の地下へと続く隠された場所を見つける。そこに刻まれていたのは、「黒き竜に選ばれし者」という謎めいた言葉だった。
自分が何者なのかも知らないポルフィラ。
彼女の出生に隠された秘密と、遠い昔から続く天馬の民と竜の民の因縁。そして、地下に残された記録が示す、謎の黒竜の存在。
少女が知らぬまま受け継いだ運命が、静かに動き始める――。