あらすじ
怪異には、ルールがある。
見てはいけない。
触れてはいけない。
振り返ってはいけない。
返事をしてはいけない。
けれど、そのルールは最初から教えてもらえるとは限らない。
そんなとき、だいたいG子がいる。
明るくて、人懐っこくて、ちょっとだけ迂闊。
嫌な予感がしているときほど、彼女は気になるものへ近づいていく。
そして――
「ギャーーーーーー!!」
バタッ。
……なるほど。
今回は、それをすると駄目らしい。
残された者たちは、G子が最後に教えてくれたルールを頼りに怪異から生還する。
場所も、怪異も、出会う人々も変わる。
けれどG子だけは、なぜかいつもそこにいる。
少し怖くて、ルールが分かって、最後にはちゃんと帰ってこられる。
そんな怪異譚。