あらすじ

古賀が四十八万円で買った成人愛玩機械、エル。 人間そっくりの高級機ではない。肘や膝には関節材が露出し、整備端子もサービスパネルも見えている。 それでも二人は十五年間、一緒に暮らしてきた。 古賀は昔から、エルについて何か訊かれるたびに言う。 「本人に聞け。」 やがてエルは、長期的な対人適応を評価され、次世代の機械を生み出す親機に選ばれる。 そして十五年目。 知性機械が所有物ではなく独立した法的人格を持ち、人間と婚姻できる法律が施行された。 法律が変わっても、二人の暮らしはほとんど変わらない。 ただ一つだけ、大きく変わることがある。 エルはもう、古賀の所有物ではなくなる。

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カクヨム
カクヨム2026/10/01
  • 現在の作品家畜化された機械たち 第七話――機械との遅すぎる結婚 - 濃尾