あらすじ
深夜の地下鉄駅で働く真面目な駅員・八木沢(やぎさわ)のもとに、終電間際、ローブ姿の謎の少女・エルザが現れる。異世界から追手に追われて逃げてきたという彼女は、「王都までの乗車券」を買おうと、怪しげな「魔力手形」を自動券売機に押し込もうとしていた。
呆れる八木沢だったが、そこへエルザを追う異形の怪物が襲来する。とっさに彼女を連れて券売機の裏側(メンテナンスルーム)へ逃げ込んだ八木沢。しかし、精密な基板や光ファイバーが張り巡らされた券売機の内部を見たエルザは、それを「古代の超上位召喚陣」だと見抜く。
異世界の「魔力」と現代日本の「駅務システム」――異色のふたつを融合させ、管理モードの券売機から異世界への限定パスを発行する決死の作業が始まった。追手が迫るなか、果たして八木沢は無事に彼女を異世界へ送り届けることができるのか?
駅員としてのプライドと謎のテクノロジーが織りなす、一夜限りのSFファンタジーコメディ。