あらすじ
【あらすじ】 五十年にわたり続く、未解決の連続狙撃事件。
被害者は必ず一人だけ。 頭部への一発のみ。
流れ弾による負傷者は存在せず、弾丸も薬莢も残らない。
犯行声明も要求もなく、犯人の姿を見た者もいない。
捜査班は「英雄」「正義の処刑人」といった憶測を排し、確認できた事実だけを積み重ねていく。
射手は一人なのか。 複数犯なのか。 技術は継承されているのか。
答えのない空白を空白のまま記録し、それでも事件簿を閉じることなく翌日へ引き継ぐ。
これは、名も顔も分からない狙撃手を追う物語ではない。
「推測ではなく事実だけで真実へ近づこうとした人々」の五十年間を描く、本格捜査サスペンスである。