あらすじ
ギリシャの海運財閥の庶子、ミハリス・アンゲロプロス。オリンピックで金メダルを獲得した彼は、高さ二十七メートルの断崖から海へ飛び込むクリフ・ダイビングに転じた。だが、自分だけのダイビングスタイルが確立できず、伸び悩む。
日本でフリーのスポーツカメラマン・浅井瞬と出会う。瞬の恋人でモデルの愛奈も加わり、三人はチームを結成し、世界へ挑むことになった。
瞬と愛奈には、互いを大切に思うだけでは埋められない痛みがあった。ミハリスとの距離が縮まるほど、愛奈は瞬を失うことを恐れる。瞬もまた、二人を支えながら自分の居場所を問い始める。
傷や迷いを抱えた三人が、手探りでつかもうとする家族の形。人は、誰と、どのように生きる場所をつくるのか。
断崖から海へのわずか数秒に競技人生をかける青年と、彼とともに未知の世界に飛び込もうとする恋人同士を描く、官能的な現代スポーツドラマ。