あらすじ

第二話のタイトルにある『影火(かげび)』とは、十五歳の等身大の少年ハンニバルと、過酷な宿命を背負うハンニバルの二面性を表した言葉です。 外から見える激しく燃える炎ではなく、表面からは見えない芯で、静かな影の炎が燃えているということを表現した私の造語です。 「生涯、ローマの友とはなるな。ローマを憎め」 九歳のあの日、バアル神殿の祭壇で父ハミルカルと交わした “血の誓い” 。 幼馴染アリサへの淡い恋心すら封じ、少年は修羅の道へと歩み出す。 人生の目標はただ一つ──海の向こうに君臨する強大な敵ローマを打ち倒すこと。 やがて歴史に名を遺す天才戦術家となるハンニバルが、ローマの剣マルケッルス、そして若き鷲スキピオとの決戦へと突き進んでいく。 史実に忠実な戦記、不器用な男女の愛、そして葛藤。 愛と別れ、戦いと喪失が交錯する歴史大河ロマン、ここに開幕──。

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小説を読もう2026/10/01
  • 現在の作品ハンニバル戦記 ── 歴史に名を刻む天才戦術家の揺れ動く少年期から宿命を乗り越える青年期までを描いた物語