あらすじ

白峰朔は、犬が大好きだ。 できることなら毎日撫でたいし、一緒に散歩もしたい。 家に帰れば尻尾を振って迎えてくれる、そんな生活にもずっと憧れている。 しかし、朔には一つだけ致命的な問題があった。 ――重度の犬アレルギーである。 犬が好きなのに、犬を飼えない。 そんなある日、朔はふと知ることになる。 ダンジョンに生息するモンスターは、見た目が犬や狼そっくりでも、生物学的には犬ではないらしい。 「……じゃあ、犬型モンスターなら飼えるんじゃないか?」 目指すは、最高に可愛い“イッヌ”との生活。 だが、朔には探索者としての知識がほとんどない。 そこで思いついたのが、配信だった。 『犬みたいなモンスター知りませんか?』 詳しい人に聞けば、きっと犬型モンスターの情報が集まる。 そんな理由で始めた、視聴者ほぼゼロのダンジョン配信。 本人が求めているのは、名声でも、ランキングでも、最強の称号でもない。 ただひたすらに――可愛い犬型モンスター。 「狼型モンスターがいる?」 なら行く。 「そこ、かなり危険ですよ?」 ……でも犬がいるかもしれないなら行く。 そうして朔は、理想の“イッヌ”を求めてダンジョンへ足を踏み入れる。 ――ただし。 彼はまだ知らない。 自分にとってはただの犬探しでも、周囲から見ればまるで話が違うということを。 これは、犬を飼いたいだけの規格外探索者が、最高に可愛い“イッヌ”を求めてダンジョンを駆け回るうちに、なぜか周囲ばかりを騒がせていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/30
  • 現在の作品激カワモンスターを求めてダンジョンへ行く。~情報を集めるために始めた配信が規格外すぎてバズった~