あらすじ
赦すか、憎むか。世界は、記憶なき男に「選択」を迫る。
記憶を持たない冒険者アレア。相棒のレイと組んで三か月、
早くもギルドで噂になる期待の新人コンビ。今が楽しくてたまらない。
――ミフガンの森を、うっかり焼きかけるまでは。
罰を兼ねて押し付けられたのは、保護された娘を故郷へ送り届けるだけの、簡単な護送依頼。
だがその娘もまた、記憶のすべてを奪われていた。
町の全員が、彼女を覚えている。彼女だけが、誰も覚えていない。
その先に待つのは、罪と徳の名を継ぐ者たち、七つの国、そして「選択」を迫る世界の理。
赦すか、憎むか。記憶を失くした男が、答えを選ぶまでの物語。
これは、記憶を失くした男が「選ぶ」までを描く、剣と魔法の異世界ファンタジーです。
軽口と細剣で進む旅の先には、罪と徳の名を継ぐ者たち、七つの国、そして「選択」を迫る世界の理。
ページをめくるたび、あなたもアレアと一緒に「選択」を迫られます。
その答えを、ぜひ彼と一緒に選んでください。
【登場人物】
アレア
記憶を失くした冒険者。楽観的で子供っぽく、小さなことを素直に喜ぶ。
だが人が傷つくと、理由を説明できないまま体が動く。細剣と魔法で戦う。
レイ・シュタイン
アレアの相棒。流れの用心棒。ぶっきらぼうで口数が少なく、
面倒見の良さは言葉ではなく行動で示す。大剣使い。