あらすじ

六年ぶりに父から届いたのは、泳げない大人でもプールに入れるか、というメッセージだった。水泳を教える私のもとへ現れた六十四歳の父は、顔を水につけることさえ怖がっている。幼い私には速く泳ぐことを求めた人が、今は新しい家族との夏を楽しみにしていた。三十分、三千三百円の個人レッスン。仕事として接したい私と、娘に教わる父のあいだに、長く口にできなかった言葉が浮かび上がる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/09/29
  • 現在の作品足のつくところ