あらすじ
※本作は、不定期更新の作品となります。正直なところ、いつ完結するかわかりません。
そんな作品ですが、気長にお付き合いいただけましたら幸いです。
●登場人(猫)物
ちー:とても長生きをした雌猫。キジトラ。雑種。この物語の語り部。
ちゃけ:先住猫。雄猫。白に所々茶色が入っている。穏やかな性格。
たっちゃん:小学生の男の子。ママに頼み込み、ちーちゃんを飼い猫にしてもらった。
みーちゃん:小学生の男の子。たっちゃんの従兄弟で、一つ年下。
文字通り、ある雌猫の一生を描いたドキュメンタリーです。
雑種で元野良猫。
毛並みが良くないし、痩せっぽちだし、尻尾も変な風にひん曲がってるし。決して、美猫ではありませんでした。
けれど、私が幼かった頃から、一緒に生きてくれた猫でした。
結果的に、二十年を超す程に長生きをしました。
死んでしまった時はとても悲しかったですが、大往生だと思って自分を慰めたものです。
あの猫が死んでから、かれこれ十年は過ぎ去りました。
今ではもう自分と、その他ごく僅かな人の記憶の中にしか存在していないわけですが。だからでしょうか。
人物や地名など、名前は変えてありますが、ドキュメンタリー的な作品として、文にしたためてみることにしました。
――お前が生きた証を残してやると、そう思いながら。