あらすじ
アイナン王国の王女イリアは、姉たちによる政略結婚と暗殺計画から逃れるため、王宮を脱出する。逃亡の途上で北の隣国リベリオの学者オリバーと出会い、彼の協力を得て逃亡を図る。だが彼もまた、イリアの知らない秘密を抱えていた。
一方、各国では王女失踪の手配書が出回り始めていた。懸賞金を狙う南の国ゾルガの剣士マーシャルもまた、王女を追うため動き出す。
無関係に思えた三人だったが、実は王家に隠された血の秘密によって結びついていた。
それぞれの思惑が交錯する中、三人はやがて麻薬取引を巡る国家規模の陰謀と、王家に秘められた真実へと辿り着く。
逃亡の果てに明かされる真実。孤独と裏切りを乗り越えた先で、イリアは失われた家族との絆を取り戻すことができるのか。そして、その真実は三人の運命を大きく変えていく――。